337 total views, 1 views today
『おーい たすけてくれ 4』秋竜山(旺文社文庫)1981。秋竜山「無人島に漂着した独りの人間が、ヤシの木によじ登り、水平線のかなたに向かって救助を求めている漫画をみて、本物の人間がそうしているようにみえる。この、<みえる>と、いうのが不思議である。漫画の生命はこの<みえる>にある(後略)」
『おーい たすけてくれ 3』秋竜山(旺文社文庫)1981。2巻の巻末には遠藤周作の文章が、この3巻には杉浦幸雄の文章が転載。「無人島だけに主題を絞って一千点とはすごいですね。それがみなどれも面白いのだから空前絶後、古今東西にかつてない、ナンセンスまんがの最高峰、世界記録です」
『おーい たすけてくれ 2』秋竜山(旺文社文庫)1981。星新一「私はアメリカのヒトコマ漫画、とくに無人島物を収集しているが、わが国のほうがはるかにレベルが高い(略)アメリカの無人島は小道具(タイプライターなど)や人間関係(上役や下役)などにたよるのが多いが秋さんのにそういうのはあまりない」
『おーい たすけてくれ 1』秋竜山(旺文社文庫)1981。銀座資生堂で無人島まんが1000点をあつめてひらかれた個展を記念して一挙刊行された旺文社文庫。1981年11月末に250点づつ掲載し全4巻でたが、文庫自体が消滅したため、入手困難かもしれない。巻末に星新一の文章が転載されている。
+ There are no comments
Add yours